「……花は鋭いよ」



「やっぱ…。何で嘘で付き合ってんの?」






教室で寝てしまったあの日から、


あたしに好きな人がいると知って。


それを大雅クンの友達だと勘違いして、協力するって言ってくれたこと。







それから付き合っているフリをして、


大雅クンの恋も応援していたこと。





全部話すと花が涙を浮かべていた。