それからキミとの予行練習は続いた。 周りからも見られなくなって。 あたし達がいるのは、当たり前になっていた。 そして明日が、バレンタイン。 きっと帰ったり遊んだりするのも、今日で最後なんだ…。 「菊、おはよ」 「大雅クン!おはよ」 こうして挨拶するのも。 教室に入ると、花があたしの腕を掴んだ。