涙色のバレンタイン。







「おい。見んな」




大雅クンが静かに、声を張った。


あたしが驚いて顔をあげると。




「俺の彼女、怖がってんだろ」



そうぶっきらぼうに呟いた。


勿論、女子は半泣き状態。



あたしはぼんやりと突っ立っているだけだった。






「彼女…」



「ほら、行くぞ。菊」