私が向かったのは屋上_____
授業中何かは鍵がかけられてるけど朝のHRの前の間だけの間開放される。
面白いことに知っている人は極わずか。
「やっぱりここに居たのね。」
「沙羽か」
屋上に寝そべって居た男は素っ気なく言った。
「あら、私は来ない方が良かった?」
「別に」
「沙季サボっちゃダメだからね。」
「沙羽今日の放課後、萊のところに行くからな。」
それからは寝息が聞こえてきた。
この寝てる男は出羽 沙季(デワ サキ)私の双子の兄だ。
無愛想は当たり前告白は絶えないけど全部バッサリ切り捨てるものだから高嶺の花のような存在。


