「何って....」




龍は腕を組み、まぶたを閉じた。



どうやら考えている....よう。



自分でも何しようとしたか

わかってなかったのかよ!!!



心の中で恒例のツッコミを入れながら


龍が口を開くのを待った。




その胸は心なしかドクドクと脈うっていた。



「洸の顔....見てたら....

なんか惹きこまれた」



なっんだそりゃ....


龍は無表情でそう言った。



真顔なのが逆にすげぇよ....



「じゃっ、じゃあオマエは....っ

あれだなっ?あれなんっ、あれなんだなっ!」



殉が何故かどもりまくってる。



「?」と言わんばかりの表情の龍。




「お前はっ、洸にちゅーしようとしたんだなってことだなっ!?」




日本語おかしいよ、殉さん。



まぁ意味は通じるからいいけどっ




....つかそれは有り得んだろっっ



龍は殉と違ってホモなんかじゃ

ないんだから!!