バスルームから出ると 夜があけようとしていた。 佐々木さんは寝ている…… 私は服を着て 鞄を持ち 部屋を出た。 もう……逃れることはできないのか… 明日から、また夜には 私に会いに来る…。 そんな毎日に嫌気がさす。 そう思ったら… 【生きたくない】 そう思ってしまった。 私はどう歩いたかもわからず 駅に向かった。