私は座り込み、首に手を当て
呼吸を整えようとした。
「……わからせてやる」
そう聞こえた。
けど、身体を動かせない。
シャツを脱ぎながら
私に近づいてくる佐々木さん
佐々木さんに触れられるとビクついた。
「その顔…そそられる…」
私を抱き上げ、ベッドに下ろした。
優しく私を撫ぜるように触る
それが恐ろしくて
震えが止まらない。
優しい手でボタンが外される。
ブラのホックが外され
私の胸に顔わ埋める佐々木さんに
『私は…佐々木さんがいなくても……生きていけます』
最後の抵抗だった
けど、佐々木さんは
「香織は世の中を知らないからだ…」
そう言って、私を抱いた。

