「たばこの臭いがする」 たばこ…… あ。翔くんが吸っていたのを思い出した。 その反応に佐々木さんは見逃さず 「男か……男と会ってたのか!」 そう言いながら 私の腕を掴んだ。 『さ、佐々木さん…痛い。腕…離して』 今までに見たことのない佐々木さんに 私はどうしていいか、わからなかった。 『ごめんなさい……』 その言葉に佐々木さんは 私をベッドに投げた。