久しぶりにに和美と会う。 カフェに入りテラス席に座る。 たくさん色んな話をした。 「香織は…どう?恋は?」 和美は鋭い。 けど……佐々木さんに迷惑をかけられない。 『好きな人……いる』 その言葉に和美は食い付く。 高校時代、私は一度も恋はしてない。 気になる人すら居なかった。 どんな人?いくつ? 質問攻め。 だけど…笑いながらかわす。 『実らない恋なの……』 その言葉に和美は察知してくれて 「そっか……切ない初恋ね……」