歪な愛のカタチ





タクシーに乗り、少し揺られた。


どこ行くんだろ…


佐々木さんは何も言わない。


ただ、私の手を握っているだけ。




着いたのは、ホテル。



佐々木さんはフロントで手続きと鍵を持ってきた。



行こうと私の腰に手を回す。




まさか…泊まるの?



『あの…佐々木さん?』



「ん?あ。ルームサービスは頼んだよ」



『あ、ありがとうございます…って違くて…』



困っている私に佐々木さんが私の耳元で囁く


「初めてのお泊りだね」




やっぱり泊まるんだ…


佐々木さんと朝まで一緒にいれる。



そう思ったら、また顔が赤くなった。