いつものように

仕事終わりに私のアパートに来る佐々木さん。



「内示聞いた?」


あの事を

何もなかったように

私に話しかける


『あ、マーケティング部署の…』


「絶対、美咲ならこなせるよ」


『佐々木さんが推薦してくれたんですよね』


「そんなことまで…参ったな」

なんて言いながら笑ってる


『ありがとうございます』


そう言うと

佐々木さんは私を抱きしめた


「香織は素直で可愛いよ」

そう言ってキスをする



気づかれてはダメ

気づかれないようにしなきゃ…


そう思って

佐々木さんの背中に腕を回す


「フッ…素直でよろしい」


そう言って

服の中へと手が入ってくる。