ただ何故か、答えなければいけない気がした。そんなことを考えているのは誰だ。私?私とはなんだ。考えることができるのか、私というモノは。再びぐるぐると回り始めた世界を、抗うことなく受け入れる。音のようなものが遠くにあるのか近くにあるのかもわからなくなった。「……」やはり、呼んでいる。