「龍-----っ!!!!」 あたしはその人が龍だと分かった瞬間、身を乗り出してその名を叫んだ。 心臓が、今までにないくらい速く動いてるのが分かる。 高揚してるのが、伝わってくる。 もっともっと近くで観たくなった。 居ても立っても居られず、校庭へと急いだ。 はやく・・・はやく・・・もっと観たい・・・!! 龍が、ボールを蹴る姿を、一番近くで。 誰よりも近くで__ 途中、何度か転びかけた。 本気で3階に教室があることを憎んだ。 それでも、観たかったから、前へ前へと足は動く。