岡本くんの愛し方









「ご苦労さま〜」




仲村さんの家に着くと、仲村さんが小鳥遊さんをお姫様抱っことかいうやつで連れてきた。




「…はぁ、やっと見つけた」




仲村さんから小鳥遊さんを受け取る




…俺の気もしらないでスヤスヤと……。




「へぇ…岡本、もしかしてあんた…」




「なに?」




「…べっつに〜全く似た者どうしのバカだね〜。
それじゃあ、今度泣かせたらただじゃおかないから」




そう言って仲村さんは家のドアを閉めた。




意味が分からない。




とりあえず早歩きで帰ろう。
下手したら1時間かかるよ。




「…ん………」




半分まで来たところで、小鳥遊さんの声がした。




起きたのかな?と思って見ると、
ニッコリとしながらスヤスヤと寝てた。




俺の胸元に顔をうずめながら。




「…いいね、楽で」




まず夜に飛び出そうとする事自体がおかしい。




せめて部屋にこもってくれれば、
俺だってこんな目に合わなくてすんだのに。




…泣かせたのは俺なんだけどね。