「いつもいつも女子の狙ってはただの遊びじゃないですか」
「確かにそうだね。恋愛はゲームとしか思ってない…いや、思ってなかったよ。
ねぇ、岡本。俺がいつ、すずちゃんを遊びだと言った?」
…え?え?どういうこと?
なんで岡本くんはそんなに驚いた表情をしてるの?
「まさか…本気で?」
「そうだけど?」
岡本くんも園田先輩も、一体なんの話をしてるの?
「1ヶ月前までは、すずちゃんをターゲットにしようとしたけど…。」
そう言って、園田先輩は体の向きを岡本くんの方から私の方へ変えた。
「すずちゃんは覚えてる?1ヶ月前に、資料室で出会った事」
私と園田先輩が1ヶ月前に会ってるの…?
資料室で?
そんなこと、あったっけ?
「もしかしたらすずちゃんは、俺だって事を知らなかったと思う。
俺、その時遊んでた女の子と資料室に居て、キスしてたら突然ドアが開いて、泣いてるすずちゃんが入ってきたんだよ。
すずちゃんは、その俺らの光景を見て顔を真っ赤にして泣きながら、すみません!って言って走って行っちゃったんだ」
「…あ!」
確かにあった。
その時男の人の顔は逆光で見えなかった。
しかも泣いてて視界もぼやけてたから尚更、人物特定なんて出来なかった。

