少し歩いてると、突然園田先輩の足が止まった。
「どうかしましたか?」
園田先輩は考え込むようにして俯いてる。
「…恋、したことないの?」
「…え?」
イキナリ何を言い出すのかと思えば、
恋のお話…?
「……したことないです」
「じゃあさ…」
そう言って少しずつ近づいてくる園田先輩。
な、なんかやばい…?
そう思って、私も後ずさりをしたけど…
トンッ
背中に固くて冷たい物が当たった。
部室の壁だ…。
いつの間にか着いてたんだ。
逃げる場所がもうない訳で…、
完全に園田先輩に捕まってしまった。
「…俺が恋を教えてあげるよ」
「えっ」
そう言って、少しずつ近づいてくる園田先輩。
あ、あれ…?もっとやばい…よね?
どうしよう、と考えながらも手を押さえつけられてるから何もできず、もうダメだ…!と思い固く目を瞑った。

