弓道部に何故か遠藤と向かう事になった。
「遠藤さ、前に小鳥遊さんが男子の間で人気があるとかいってたよね?」
「あったりまえだろ?小柄だし、目はクリクリだし、色白で頬が少し赤くて…ってもう、モテない訳がないだろ!」
説明してなんて頼んでないんだけど。
「小鳥遊ちゃんの事はよく知らないけど、
料理が上手とか女子の間でも噂されてたな~。
家庭的な女子って良いよな」
…料理が上手なのは否定しないけど。
「小鳥遊さんってそんなに可愛い?」
「はぁ?本当にお前って奴は…。
…あれ?つかなんでいきなり小鳥遊ちゃんのこと聞いたの?」
この妙に鋭いところがウザイ。
妙に勘がいいし。
「別に」
嫌な予感がして遠藤を見ると、案の定、ニヤニヤしてた。