「ペアリング…とかいうやつ……」
嬉しさのあまり千尋くんを見ると、ほんのり頬が赤く染まっていた。
「えへへ、嬉しい!
千尋くん、大好き!!!」
「うん、知ってる。
俺も大好きだよ」
そして、ちゅっと唇を塞がれる。
始まりはお母さんたちが嘘をついてまで始めた同居だった。
毒舌だし、意地悪で、
そのくせに、優しくて、守ってくれた。
そんな千尋くんが大好き。
「これからも、ずっと一緒にいようね!」
「これからも、離れないでね」
お互いの言葉が重なり合って、
私達は笑いあった。
*:。✡ Fin ✡。:*