「あ、天咲くん!」
「あ、わりぃ…痛かったか?」
「ううん、大丈夫だけど…」
天咲くんは優しく腕を引いてくれた。
だから痛いとかそういうのは無いんだけど
「俺さぁ…本当の事言うと、中3の時から小鳥遊の事気になってて」
中3?でも、私と天咲くんは中学は違うのに…。
「受験の時さ、俺の前が小鳥遊だったんだよ。
テストを後ろに回すとき、目が合って、その時からずっと気になってた」
うそ…受験の時の後ろの席の人、天咲くんだったんだ…。
男の人だったっていうのは覚えてたけど、
天咲くんかどうかまでは覚えてなかった。

