「さようならー」
その言葉のあと、一斉に下校を始める。
あぁ…この後は千尋くん、部活お休みだから一緒に帰る予定だったのに。
「そう落ち込むなって!」
遠藤くんはさっきから励ましてくれるけど…。
「すず」
「小鳥遊ー!」
…あ、千尋くんと天咲くんの声が重なった。
「…あー、えっと千尋!
小鳥遊ちゃんね、学級委員になっちゃったの!」
遠藤くんがその場のなんだか悪くなったよく分からない空気を変えようと苦笑いでそういった。
「……で、先に帰れと?」
千尋くん…なんか怒ってる………。
「俺が推薦しちまったんだよな、悪い悪い」
「絶対悪いって思ってないでしょ」
「あ、バレた?」
千尋くんと天咲くんの会話に、私と遠藤くんはただ見てることしかできない。

