「千尋くん、雅ちゃん、バイバーイ」




「また後でね!」




私の言葉に雅ちゃんはそう返して、
千尋くんは手を振り返してくれた。




えへへ、千尋くん、可愛いなぁ♪




「顔がニヤけてるよ」




杉本さんにそう言われて、
ハッとして自分の顔をペチペチ叩く。




「よし!教室行こ!!」




杉本さんと遠藤くんと一緒に、2年B組に入る。




中にはもう、多くの生徒がいて、みんながそれぞれ話をしていた。




雅ちゃんと千尋くんと離れちゃうのは寂しいけど…。




でも、そんな事言ってられないし、頑張らなきゃ!