「すーっごく嬉しい!!ありがとう!」 私の嬉しさが伝わったのか、 千尋くんも段々嬉しそうになってきた。 「今年の4月から、2年生だね」 「早いな〜…。修学旅行とか楽しみだな!」 「数学、頑張ってね」 「うっ……」 きっと今よりももっと難しくなるはず…。 ……早めに行動しておこう。 「…千尋くんを予約します」 「クスッ……どうぞ」