「俺の誕生日が終わってから、すぐに仲村さんに協力してもらってた。
誕生日の日にちは遠藤が教えてくれた」
……あれ、もしかして…。
「終業式の日の放課後、雅ちゃんと残ってたのって…このために?」
私がそう聞くと、うん、と頷いた。
「ふぇ…」
「ちょ、何で泣くの」
心の中が色々な感情でぐちゃぐちゃだ…。
「ごめんなさい、ありがとう、嬉しい、幸せ、大好き〜っ」
思っている事をとにかく言葉にして千尋くんに抱きつくと、抱きしめ返してくれた。
「すず、誕生日おめでとう。
それから、あけましておめでとう」
「あ、ありがと、う!
あけましておめでとう…!!」
顔をあげてニコッと笑えば、千尋くんも笑い返してくれた。
幸せな誕生日。

