岡本くんの愛し方









『10!9!8!7!…』




テレビが新年を迎えるカウントダウンを始めた。




私も不思議とドキドキして、その光景を見ている。




『3!2!1!ハッピー…ピッ』




……え?




なんで千尋くん…テレビ切ったの!?




「ち…千尋くん?」




千尋くんの方を見ると、片手にはクラッカーを持っていて




「ハッピーバースデーすず」




そう言いながら鳴らした。




「え、え?ええぇぇええ!?」




頭の中は爆発寸前。




千尋くんが、私の誕生日を祝ってくれた…?




え、でも…誕生日なんて言ってなかったはず。
なのにどうして知ってるんだろう?