「すず、ドンマイ!」
「雅ちゃん…」
この子は高校からお友達になった、
仲村雅ちゃん。
バレー部所属の体育会系女子。
ショートヘアがすっごい似合ってて、
多分男の子だったらモテてたはずだよ。
運動だけじゃなくて勉強もできちゃうから羨ましい…
「どうしよ~!」
「どうしようって、勉強するしかないでしょ?
ほら、食堂行くよ!」
「うわわ!痛い!痛いよ~!」
雅ちゃんは私の腕を思いっきり引っ張って
ものすごい勢いで走っていくから、
途中何度も転びそうになった。
まぁ、転んでも止まってくれないんだろうけど…