「先行くから」




「うん」




一緒に出ていったら怪しいという事で時間をずらして行くことになったんだけど、
私の出発時間が遅刻ギリギリっていう…。




大丈夫かなあ……。




扉が閉まり、岡本くんの家でぽつーんとしてる私。




なんか座っちゃいけない気がするし、
未だ慣れずに居心地が悪すぎるっていうか…




高級感ありすぎてキッチンだって気を使いまくってるくらいだし。




そして今日の朝、お母さんからメールが来てた。




内容は、【ごめんね♡】だけだった。




岡本くんのいう通り、確実に騙してたんだな…とやっと理解できたよ。