これは…絶対に私があげたプレゼントを開けてるよね?
恐る恐る振り返ると、パーカーとタオル片手に時間が止まったかのように動かない千尋くん。
気に入らなかったのかな…?
「あの、もしいらなかったら返してもらっても…」
「俺、俺の好みなんて言ったっけ?
今俺の欲しいものなんてなんて言ったっけ?」
…こ、これはもしかして、良い感じ!?
「千尋くんを想像しながら、選んだの!」
そういうと、すごいね…と呟いた千尋くん。
あ、笑ってる!!喜んでくれてるんだ!
良かったぁ〜。
「千尋くん!今日は素敵な事が3つも重なってるから、料理も頑張ったの!
ケーキは頑張って甘くないのを作ったから、一緒に食べよう?」
私がそういうと、さっきよりも笑顔になって、
「そうだね、食べよっか」
そう言ってくれた。
今日は、とても素敵な1日になりそうです!