「真尋くんって目がくりくりしてて、
笑顔が太陽みたいに眩しくて、
可愛いよね…千尋くんみたい」
私が真尋くんの印象を言ってる間は不機嫌そうだったのに、千尋くんみたい。って言った途端にいつもの表情に戻った。
そんな千尋くんが可愛い…。
「千尋くんは、結婚前提で付き合ってくれてたの?」
私がそう聞くと、頷いた千尋くん。
「前から父さんには言われてたんだ。
付き合うなら、ちゃんと将来の事を考慮した上で付き合うように」
きっと、そういったのは会社のためだけじゃないと思う。
千尋くん自身のためでもあるはず。
「すずは、嫌だった?」
「…これから勉強たくさん教えてね!」
私がそう言うと、安心したかのように微笑んだ。