「…うん、じゃあ、この後は千尋くんが行きたい所に行こうよ!
私もね、千尋くんが見せてくれる笑顔大好きだよ!」




そう言うと、千尋くんは少し照れくさそうにしながら、早く選んでとぶっきらぼうに言った。




結局私はタルトを選んだ。


お互いが他愛のない話をしながら、
ケーキを食べて行く。




その時の千尋くん、私から見ても楽しそうだった。




食べ終わって、どこに行きたいのか聞くと、
秘密と言われてしまい、着くまでのお楽しみとなった。




「今度また予約しようかな…」




お店を出るときに私に聞こえないように
小さな声でボソッと言ったんだろうけど、
私はバッチリ聞こえてて…




やっぱり千尋くんが大好き!