「そうだよね、杉本?
この展開を計算してたんだよね?」




え?園田先輩の言い方は、まるで今ここに杉本さんがいるかのような言い方をしてた。




「いつから気づいてたんですか?園田先輩」




校舎の影から怖い笑みを浮かべた杉本さんが出てきた。




「さっきかな。
で、ここまでは計算通りって感じかな?」




「はい、とてもスムーズに進んで本当に楽でした」




…え、これは、杉本さんの計算通りのことをしてるって事!?




…手のひらで転がされてたんだ…。