「全部話さないと、帰さないから」
「でも先輩…部活は」
「俺を部活に戻させたいなら、全部話して」
園田先輩、本当に私が言うまで帰さない気だ…。
それに、部活にも戻らないなんて…そんなの迷惑以外のなにものでもないのに…。
「…絶対に、誰にも言わないでください」
園田先輩に迷惑をかけたくない。
……園田先輩だけには言おう。
私は、昨日のこと、今日のいたずらの事を全部包み隠さず話した。
園田先輩は、うんうん、と頷きながら聞いてくれてなんだか話しやすかった。
「杉本結子だよね、俺その子知ってるよ。
前に俺に告白してでも俺はその時恋愛をゲームとしてたから、何もしてない相手からは興味なくて振ったら岡本に変えたんだよ」
園田先輩、告白されてたの!?
……しかも振ってるんだ。
「それさ、本当に岡本に言わないの?」
「…はい」
「俺は言った方がいいと思う。
それで今雰囲気悪くなっちゃったんでしょ?
岡本がすずちゃんを泣かせたら俺のところ来なよ。こうやってまた話きいてあげるから、ね?」
いつしか、園田先輩が言ってた言葉。
園田先輩はやっぱり優しい心の持ち主なんだ。

