岡本くんの愛し方









何も答えが見えないまま、次の日になってしまった。




重い足取りで学校につけばすぐに下駄箱の中にある数枚の紙。




私達の学校の下駄箱は、一つ一つにドアみたいなのがついていて開けないと中がみれない。




ちなみに鍵もついてて、自分の番号にセットしてもいいんだけど、紙1枚が入る小さな隙間があって、多分そこから入れられたんだと思う。




〝早く別れろ〟と書かれている紙を鞄の中に隠して、足早に教室へ向かった。




「雅ちゃん、おはよー!」




「おはよう、すず!」




教科書を机の中に詰め込もうとして、
チクッとした痛みが走った。




…画鋲が指にちょっと刺さったみたい。




「すず、どうかした?」




「あ…えっと……指を紙で切っちゃった、えへへ」




「もう、本当にドジなんだから…ほら絆創膏」




雅ちゃんから貰った絆創膏をつけながら、
よかった…バレなかった。と1人安心してた。