岡本くんの愛し方









その日の夜、いつもの様に電話がかかってきて、
5分位電話してたんだけど突然…




『すず、なんか変』




千尋くんにそう言われてしまった。




「変って何が?」




私何か変な事言ったっけ?




ついさっきまで新しくオープンした遊園地の話をしてたんだけど、特に変なことは言ってないはず。




『俺言ったよね。すずの声は覚えたって。
今日のすずの声はなんだか変だよ』




うそ…いつもと変わらず接してる筈なのに…。
なんで千尋くんは分かっちゃったの?




「そ、そんなことないよ?普通だよ!
今日は、日直の仕事が忙しくてちょっと疲れちゃっただけかも!」




そう言ってみたけれど、千尋くんからの返答はなし。




どうしよう。
千尋くんに今日のこと言ったら、千尋くん優しいから心配しちゃうよね。




『今日何かあったの?昨日は普通だった』




「何もないってば!」




あ…しまった。
つい、強い口調でそう言ってしまった。




『そう』




そこから沈黙が続いてしまった。




どうしよう。私のせいだ。
千尋くんはただ心配してくれただけなのに、バレたくないからって強い口調で言い返してしまった。




『…それじゃ、今日はちゃんと寝なよ』




「あ…千尋く…!」




千尋くんといい終わる前に電話は切れてしまった。