「いただきます」 「ど、どうぞ…」 岡本くんがシチューを口に運ぶ。 だ、大丈夫かな…?口に合うかな? 料理は得意な方だけど好き嫌いが分からないし… そんな事を考えてると、岡本くんの動きがピタッと止まった。 「岡本くん?」 名前を読んで数秒後… 「…何これ、美味しい」 岡本くんの口から出た言葉は、私の予想を斜め上に行ったものだった。