恐怖で声が出ない。 太田は何もない廊下をよろよろと歩いている。 友明の霊は廊下の先から、優衣のもとまで移動してきたのだ。 『危ない目にあったらすぐに悲鳴かなんか上げろ。行くから』 当麻の言葉を思い出すが、声が出ないのだからどうしようもない。 優衣は殺されるのを覚悟で友明をみた。