「じゃ、またな。当麻。優衣ちゃん」 「皆藤刑事もたまには良いこと言いますね」 「たまには、は余計だ。」 すこし怒ったように皆藤が体育館を出ていく。 まあ、当麻が怒らせたんだが。 体育館には、当麻と優衣の二人だけが残された。 「……で?お前は何で泣いてる?」 「えっ?……あ、本当だ」 気づかなかった。 自分が泣いていることに。