優衣はすこし恥ずかしかったが、「ありがとうございます」と頭を下げる。 当麻はフンッと鼻をならすと、車の運転席に乗り込む。 優衣も慌てて助手席に収まった。 「それで?どこに?」 「大西高校。その資料に書いてあることについて、もう少し聞きたい」 そう言った当麻の瞳が、すごく真剣で、優衣は思わず見とれてしまった。