富山は恐怖感を覚えた。 その大男の雰囲気が、人を殺すことを何とも思わない、人間じゃないような気がしたからだ。 当麻が髪をかきながら、大男に近づく。 「僕たち、柊留衣さんの知り合いなんです。」 「……柊留衣?誰だ、それは」 大男が表情を変えずに言う。 「この男です」 当麻がポケットから留衣の顔写真を取り出した。