その瞳から涙がこぼれる。

「……怖かったのよ。復讐するために、友明の霊が校内をうろついてるって知って……。それで、友明が私の前に現れて、『殺してやる』って……!!だから、学校なんて行きたくないの!」

美優が両手で顔を覆った。

「……でも、友明さんと美優さんって学年が違うのに。なんで……」

「友明さんが、美優さんに告白したんだ。美優さんは彼がいじめられてるのを知ってたから、それに便乗した。そうだろ?」

「……っ!!なんでそこまで……」

その場にいたかのように話す当麻に美優が目を見開く。