森田当麻の奇妙事件簿2


「ほんと、嘘がお上手ですね」

「お褒めの言葉、ありがとう」

褒めたつもりはないんだが……。

しばらくすると、玄関のドアが開き、中年の眼鏡をかけた女性が出てきた。

きっと美優の母親だ。

「先生方……。美優は、会いたくないって。部屋に閉じこもってるんです」

「……そうですか。で?美優さんの部屋はどこです?」

母親を押し退け、当麻がずかずかと家に上がる。

「ちょっ……社長っ……じゃなくて、森田先生っ」

優衣も「お邪魔します」と言って、当麻のあとに続く。

優衣だけ追い出されたら、たまったもんじゃない。