* 美優の家は住宅街にある普通の一軒家だった。 当麻と優衣は車を下り、インターホンを押す。 『……はい』 女の人の声が返ってきた。 「すみません。美優さんの学年に新しく来た教師なんですが……」 「ちょっと、そんなこと言って大丈夫……」 声をあげる優衣の口を当麻が塞いだ。 『美優の?……失礼ですが、お名前は?』 「森田と山中です。」 『……すこし待っててください』 インターホンが途切れ、当麻がふぅっと息を吐く。