結婚の定義──君と僕を繋ぐもの──

「よーし、じゃあそろそろやるか!!」

ヒロがグラスのシャンパンを煽って勢いよく立ち上がる。

「行くぜ、オレのかわいい息子たち!!」

「どこまでもついていきます、オヤジ!!」

タクミの言葉に、ヒロが顔をしかめる。

「いや、オヤジはないな。まだそんな歳でもねぇ。」

「なんすか、それ。今オレたちのこと息子って言ったじゃないすか。」

「それはそれ、これはこれだ。」


ヒロが`ALISON´のメンバーを引き連れてステージに上がると、会場は一気に沸き上がる。

「えっ?!ヒロさん?!」

いつもは自分のいるポジションにいるヒロを見て、ユウは慌てて立ち上がる。

「ユウ、今日は特別にオマエのためにオレがギター弾いてやるから、よく聴いてろよ!!」

「ハ、ハイ…。」

(ヒロさんがオレのためにだなんて…!!恐れ多過ぎて後が怖いんだけど!!)

恐縮するユウを見て笑いながら、ヒロはマイクを手に話し始める。

「ユウ、レナちゃん、結婚おめでとう。かわいい二人の門出を祝って、特別な曲をプレゼントするよ。」




『Over the Rainbow』



“あの虹を越えて行こうよ”

君が信じてやまない 夢を追いかけ

手を繋いで 二人 走り出そうか



君と二人なら どこまでも行ける

たとえつまずいて くじけそうな時も

君と二人なら どこまでも行ける

君を守るため 僕は強くなる



果てしなく広がる 空の彼方へ

どこまでも行けるよ 風をまとって

君が笑っていてくれるなら

僕はもう 何も怖れない



“この空も 高く飛べるよ”

僕が愛してやまない 君を抱きしめ

どんな時も 君を守ってゆくよ



空の果て 大きな虹を越えれば

どこまでも行けるよ 風をまとって

ずっと一緒にいられるのなら

僕はもう 何も怖くない



“この空も高く飛べるよ”

僕が愛してやまない君を抱きしめ

どんな時も 君を離さない



“どこまでも 高く…!”



“あの虹を越えて行こうよ”

君が信じてやまない夢を追いかけ



“あの虹を越えて行こうよ”

夢の翼を広げて 飛び立つのさ

明日の光 目指して Over the Rainbow