テーブルの上にところ狭しと並べられた料理を口に運びながら、ユウはまたぼんやりと思う。
(はぁ…。レナの作った飯食いてぇ…。)
「あ、またあーちゃんのこと考えてた。」
「ええっ?!」
タクミの言葉にユウは声が裏返りそうになる。
「やっぱりユウはわかりやすいねぇ。」
「オマエなぁ…。」
(もう勘弁して…。)
ユウはガックリと肩を落としてうなだれた。
「そんで、ユウが彼女を大好きなのはわかったけど、肝心の式はいつなんだ?」
「えっ?!」
背後からの突然の質問に振り返ると、そこにはニヤニヤしながらヒロが立っていた。
(ヒロさんまで…!!)
「いや…まだ…。」
「なんだ、決まってないのか?!」
「ハイ…。」
「入籍は?」
「まだ…です…。」
(はぁもう、助けてレナー!!)
「なんだよ、まだなんにもしてないじゃん。もしや…結婚するする詐欺か?」
「なんすかそれ?!違いますよ!!」
ヒロの思わぬ言葉に、ユウは慌てて否定する。
「早く籍入れちゃえばいいじゃん。」
「まぁ…そうなんすけど…。」
(何これ?公開処刑?!)
「よし、ここにあーちゃんを呼ぼう!!」
唐突にタクミが叫ぶ。
「それいいな!!よし、呼べ!!」
「えっ?!ええっ?!ちょっと待って…。」
スマホを出してレナに電話をしようとするタクミを止めようとしてリュウとトモに二人掛かりで羽交い締めにされるユウを、ヒロが悪そうな微笑みを浮かべて見ている。
「ユウ…オレにも、オマエの大事な彼女、紹介してくれるよな…?」
「ハ、ハイ…もちろんです…。」
(ヒロさん…その笑顔こえぇよぅ…。)
ユウがヒロに笑顔で威嚇されている間に、タクミはレナに電話をかけて呼び出してしまった。
「ヒロさん!!彼女、今からこちらに来るそうです!!」
(ええっ?!来るの?!)
「そうか…楽しみだなぁ…。美人で健気な、ユウの大事な彼女…。会いたかったんだよ…。」
(ヒロさん…一体レナに何する気だ…?)
ヒロの言葉と笑顔に、ユウは背筋が冷たくなるのを感じる。
「ユウ、そんなに心配そうな顔すんな。まぁ飲めって…。」
「ハ、ハイ…。」
ユウは、ヒロに勧められたカクテルを受け取って、恐る恐る飲んでみた。
それは恐ろしくキツイ、ジンライムだった。
(きっつ…なんだこれ?!ヒロさんいつもこんなの飲んでんのか?!恐ろしい…。)
「たまにはオマエらと一緒に飲むのもいいもんだなぁ。なぁ、ユウ?」
「…光栄です…。」
(ヒロさん…もしや、はしゃいでる?!)
ユウが自分のすべてを預けるつもりでヒロに付いて行ったあの時から11年経って初めて知る、ヒロのやんちゃな一面だった。
(はぁ…。レナの作った飯食いてぇ…。)
「あ、またあーちゃんのこと考えてた。」
「ええっ?!」
タクミの言葉にユウは声が裏返りそうになる。
「やっぱりユウはわかりやすいねぇ。」
「オマエなぁ…。」
(もう勘弁して…。)
ユウはガックリと肩を落としてうなだれた。
「そんで、ユウが彼女を大好きなのはわかったけど、肝心の式はいつなんだ?」
「えっ?!」
背後からの突然の質問に振り返ると、そこにはニヤニヤしながらヒロが立っていた。
(ヒロさんまで…!!)
「いや…まだ…。」
「なんだ、決まってないのか?!」
「ハイ…。」
「入籍は?」
「まだ…です…。」
(はぁもう、助けてレナー!!)
「なんだよ、まだなんにもしてないじゃん。もしや…結婚するする詐欺か?」
「なんすかそれ?!違いますよ!!」
ヒロの思わぬ言葉に、ユウは慌てて否定する。
「早く籍入れちゃえばいいじゃん。」
「まぁ…そうなんすけど…。」
(何これ?公開処刑?!)
「よし、ここにあーちゃんを呼ぼう!!」
唐突にタクミが叫ぶ。
「それいいな!!よし、呼べ!!」
「えっ?!ええっ?!ちょっと待って…。」
スマホを出してレナに電話をしようとするタクミを止めようとしてリュウとトモに二人掛かりで羽交い締めにされるユウを、ヒロが悪そうな微笑みを浮かべて見ている。
「ユウ…オレにも、オマエの大事な彼女、紹介してくれるよな…?」
「ハ、ハイ…もちろんです…。」
(ヒロさん…その笑顔こえぇよぅ…。)
ユウがヒロに笑顔で威嚇されている間に、タクミはレナに電話をかけて呼び出してしまった。
「ヒロさん!!彼女、今からこちらに来るそうです!!」
(ええっ?!来るの?!)
「そうか…楽しみだなぁ…。美人で健気な、ユウの大事な彼女…。会いたかったんだよ…。」
(ヒロさん…一体レナに何する気だ…?)
ヒロの言葉と笑顔に、ユウは背筋が冷たくなるのを感じる。
「ユウ、そんなに心配そうな顔すんな。まぁ飲めって…。」
「ハ、ハイ…。」
ユウは、ヒロに勧められたカクテルを受け取って、恐る恐る飲んでみた。
それは恐ろしくキツイ、ジンライムだった。
(きっつ…なんだこれ?!ヒロさんいつもこんなの飲んでんのか?!恐ろしい…。)
「たまにはオマエらと一緒に飲むのもいいもんだなぁ。なぁ、ユウ?」
「…光栄です…。」
(ヒロさん…もしや、はしゃいでる?!)
ユウが自分のすべてを預けるつもりでヒロに付いて行ったあの時から11年経って初めて知る、ヒロのやんちゃな一面だった。



