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……



……



放課後になった。


私は中庭でミルクを探していた。


手には用意していたパン。


食べてくれるかな…


てか、その前にミルクが見当たらない…


「渡辺さん」


後ろを振り向くと高梨くんが!!


「やっぱ昼に飯あげたからいないかな〜」


そう言いながら、ちょっとした茂みの中を探している。



「あっやっぱり昼も来てたの?」


「もちろん!


俺の恋人!


オスだけど!」


そういいながら意地悪っぽく笑う姿になんど胸をキュンキュンさせられたことか…


いろんな高梨くんを見られてほんとに嬉しい…


「あっ!は〜っけん!


じゃん!」


そう言いながら私の前にミルクを見せてくる高梨くん。


ニャー



やっぱミルク可愛い〜!!!


「パンたべるかな?」


「なんでも食うぜ?あげてみ」


パンをあげるとむしゃぼり食べるミルク…


可愛いな〜


「……渡辺さんってほんとに笑顔可愛いね」


「えっ!?」


「あっごめん、この前もなんか似たようなこと言ったよね?



なんか俺、チャラいヤツみたいだよな?


気にしないで」


「……気にするよ……」


「えっ?」


「……気になるよ……



だって……」


私…


「私…」


高梨くんのことが……


「高梨くんが……」


……好きだから……