はっ……いとも簡単に気づかれてしまった。


「あっ猫がいるな〜と思って」


「へへっ。ばれてしまったな〜。
実はここでこっそり育ててたりして」



そう言い、意地悪そうに笑う高梨くんに胸キュンしてしまう私。



「えっそうなの?」


「うちで飼いたいけど、弟がアレルギー持ちだから無理だしそれでこうやって昼休みにご飯やりに来てたりしたんだ」


弟いるんだ…


思わぬところで情報を得ることが出来てちょっとラッキーかも。



「先生とかにバレたらどっか連れて行かれたりするだろ?だからここで飼ってることは内緒な?」


高梨君が私に手を合わせながら言った。


「もっもちろん!誰にも言わないよ!……その代わり、私もたまに餌とかあげにきてもいいかな?」


「おー!マジで!ありがとな」


高梨君が笑顔で私に言った。


もうそのキラースマイルダメだよ〜


一瞬にして心臓射抜かれてしまう…