「……完全にストーカーだな」


「な、なに!?」



人が折角真剣に答えてやったというのにコイツは!!!!



「でも」



吉田くんは目を伏せながら私に言った。



「ちょっとお前がうらやましいわ」



そういい自嘲気味に笑う吉田くんを私は茫然と見つめていた。



「ま、せいぜい無意味な片想い。頑張れば」



そう捨て台詞を吐きながらトレーを持ち、吉田くんは去って行った。



私は取り残されたままで。



……結局、アイツ何がしたかったんだろう。