2つの暴走族に溺愛されたお姫様






金蘭と、雷神が止まり、向かい合っている。




どちらとも無言だけど、どこかピリピリとした空気が漂っていて、少しでも動けば、何かが始まりそうな雰囲気だった。




こんな空気感、抗争の時以上…




これが、大きな何かの始まりなんだろう。と私は悟った。




本当に喧嘩をする様子ではないようで、金蘭が走り出し、雷神の間を通り過ぎた。




私は少し動いたとき、隙間から雷神のトップらしき男が見えた。




彼もこっちを見ていて…




なんだか、初めて会った気がしなかった。