風を切るように黒に金色の特攻服をまとった金蘭が夜の街を駆け抜ける。 金蘭の走りが始まると、たくさんの、金蘭に憧れてる男、女が集まり、 見学会のように道の脇に並んでる。 キャーキャー黄色い歓声も聞こえるし、金蘭の人気は、ほんと幅広い…。 風に当たるのが気持ち良くて、少し体を後ろに傾けると、私が風に当たりたいと思ってることがわかったのか、楓が少しスピードをあげた。 でも、今日は気持ちいい風に当たってるだけでは、終わらなかった。