2つの暴走族に溺愛されたお姫様






楓『よし、着いたぞ瑠衣。』




私はひょいっと単車を降りると、倉庫の中へ走って向かう。




その後ろを、楓と樹もしっかりついて来る。




倉庫の扉を開けて中へ入ると、今日もたくさんの金蘭の仲間が出迎えてくれる。




「「瑠衣さん、おはようございます」」




瑠衣『みんな、おはよ〜。』




私は一人一人の顔を見て、笑顔で返した。




後から入ってきた楓と樹にも、みんな挨拶をしていた。