家に帰ると、今日は楓が待っててくれた。




瑠衣『ただいま。ごめんね、遅くなって、すぐに準備する!』




楓『あぁ、おかえり。そんな急がなくても大丈夫だからな。』




やっぱ楓は優しい。
樹だったらここで、早くしろ!とか言うんだろう。




なんかこうして待たせてまで学校に残る意味ってあるのかな…。




っていつも思うのに、申し訳なくなるのに、なぜ彼等と一緒に居たいって思うんだろう。




良く考えたら、私は彼等のこと、何も知らないのに。




そんなことを考えながら準備をして、楓の単車の後ろに乗り、金蘭の倉庫に向かった。